季節のお手入れのポイント 9〜11月

1、はじめに

夏の期間中、葉を落とさずに栽培出来ましたでしょうか?
秋の剪定は8月/末〜9月/上旬に行い、花色が冴える秋の適期(10月/中〜下旬)に良い花を咲かせましょう。

2、9月

秋の花にとって剪定の遅れは致命的です。一日の剪定の遅れが開花を3〜5日遅らせると言われております。
出来れば9月上旬までに剪定を終わりたいものです。

(1)秋剪定

ア、
剪定時期
一般に、HTは昼温20℃、夜温10℃くらいの気温が続く頃に、その美しさが発揮されます。関東地方では10月/中〜下旬頃が、そうした気温になりますので、逆算して、その約50日前に剪定します。
イ、
剪定方法
一般にHTは樹高の2/3程度を残し外向きの良い芽の上で切ります。
FLは花がら摘み程度に止めて剪定しないでもよいです。但し、鉢植えは樹高を下げる意味で剪定します。

(2)施肥

剪定後「芽だし肥料」として、化成肥料(例えばIB化成20〜30g)を株周囲にまき、十分潅水する。
鉢植えは、月初めの置肥と、月末まで週1回の液肥を施す。

(3)病害虫の防除

剪定直後は標準濃度、芽が動き出したら濃度は薄目に(標準倍数の1.5倍)

(4)台風対策

太い支柱で主幹を束ねる。風上にはよしず、または寒冷紗を早目に張る。
鉢植えは家の中に取り込むか移動する。格納する場所が無い時は、鉢ごと倒しておく。

3、10月

「秋の花は腕で咲かせる。」と言うように、春花後の手入れと日頃の努力の結晶が見事な秋花となって応えてくれるからでしょう。
秋花はゆっくりと開花し、色は鮮やかで、花芯も上がって春よりも素晴らしいと言われます。

来る11月6日(木)〜9日(日)まで、東京新宿イベントスペースで日本ばら会展初め、各地でも、ばら展が開催されますので、最高の秋ばらを是非、鑑賞して下さい。

(1)病虫害の防除

葉の固まる頃から萼が割れる頃までの10日間くらいの間に集中散布

(2)潅水

雨量も多い月なので過多に注意、鉢植えは、月初め1回/2日、10日過ぎから1回/3日の目安で、

(3)施肥

花芯が乱れるので中止、

(4)その他

台風対策、花がら摘み、

4、11月

今年咲き続けたバラも終わりに近づき、残り花も僅かとなりました。「ばらの新年は12月から」と言われています。と言うことは今月は最後の締めくくりの月となりますので、次年度へのスタートが無事切れるよう、やり残しの無いよう、今月の手入れと次年度への準備を始めましょう。

(1)病害虫の防除

黒星病やうどんこ病の病原菌は病葉に付着して越冬するので薬剤は標準倍数でタップリと散薬しましょう。
害虫では越冬前のハダニを殺ダニ剤で散薬して下さい。

(2)施肥

月末に、株を硬く充実させるため、苦土石灰を施すか加里分の多い液肥を与える。

(3)咲がら

早目に切り取るが、葉は出来る限り残す。

(4)その他

移植、植穴の準備、肥料、赤玉土や腐葉土などの購入、

さらに詳しく知りたい方は以下のどちらかをご利用下さい。
(1)公益財団法人日本ばら会の機関誌「ばらだより」をご参照いただくか
(2)同上事務所にお問い合わせ下さい。土日祝祭日を除き、役員が親切に対応致します。
Tel:03―3702-9413 Fax:03-3702-9414

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